| 鶏飯(けいはん)は、江戸時代薩摩藩主の支配下の頃に、奄美大島で藩の役人をもてなすための料理を始めとする、郷土料理として食されてきました。別名、殿様料理の名をつけられているように、鶏飯は材料選びから、調理に手間をかけてつくられる奄美の代表的なもてなし料理です。昭和43年には、昭和天皇が奄美をご訪問された際に、鶏飯の素朴な味にご賞讃されたことでも有名です。奄美の食と文化を伝える郷土料理として、今もなお大切に語り守り継がれてきている代表的な島料理のひとつとなっています。 ※写真は奄美の三献(正月料理) |
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| 私にとって料理の原点となるのは、明治27年生まれの祖母の存在でした。祖母からは色々なことを教えてもらい、料理を作る祖母の手元をいつも小さいころから見ていました。その祖母が作ってくれた鶏飯には、鶏汁(鶏のスープ)とマシュ(海の塩)だけのすごくシンプルなもので、それでいて飽きがこない味付けは愛情のつまったとてもやさしい味でした。鶏と塩だけと一言でいっても、うま味調味料などを使わず、それだけでスープを作るためには、たくさんの鶏を使ってしっかりとダシをとらなくてはいけません。時間と手間がかかりコストも決して安いわけではありません。それでも、祖母の味から受け継いだ鶏飯の基本は変えずに、私なりにいろいろと味をアレンジすることで鶏飯の本当のおいしさを追求しつづけています。 | ![]() |






